「自然素材を使ってリフォームしたい」「床には杉を使って和風に」「やさしいくつろげる空間にして」そんな会話の中からリフォームプランは展開して行きました。
この家は築35年聞いており、調査し構造体がいたんでいると建て直した方が良いかと思いましたが、屋根裏、床下にもぐってみるとしっかりした構造で改修可能と判断しました。
収納が少なく、寝室はご覧の通り。ふとんがたたんで置いてある状態でした。他の荷物も全て収納できるよう計画しました
雨の日は、廊下で洗濯物を干していました。リフォーム後は廊下はすっきり。洗濯物は雨の日は浴室に移動です。
浴槽は80cm×80cmの小さい四角のものでした。「足をのばして入りたい」ごもっとも。
大きな浴槽が付きました。洗濯物も温風乾燥機付きで雨が降ってもカラッと乾きます。寒い冬でも暖かいです。「足をのばして入れるね」あ〜よかった。
打ち合わせを重ねていくうち、実はこの家、当社で建てた建物だったのです。先々代が注文住宅としてみずからペンを取り、現場まで管理したそうです。35年の月日を経てもしっかりした構造体に感動しました。
当時からいい仕事していたんだなあ、ありがたいなあとご先祖様に思わず合掌してしまいました。改めて、気を引きしめ、いい仕事をして後世に残る物を造っていこうと思った次第です。